■判断材料
1.バッテリーの故障(あがり) |
スターターが回らない、ライトがつかない・暗い |
2.過充電 |
バッテリー液の減少が早い |
3.チャージランプ |
点灯しない、消灯しない、薄くつく |
4.異音 |
ゴロゴロ音、ヒューン音 |
それぞれの原因がバッテリー、配線、オルタネーター、走行状態など、どこにあるのかを判断しなければならない。
■予備点検
1.ファンベルト |
ゆるみ、亀裂、ひび割れ |
2.配線接続部 |
コネクタ、端子 |
3.オルタネーター |
取付状態、ボルトのゆるみ |
4.バッテリー |
ターミナルの腐食・汚れ、ゆるみ |
バッテリーターミナルの腐食や汚れがあると、漏洩電流による自己放電が発生することがある。
その他、バッテリーの液量や内部極板の変形・変色(白色化)にも注意。
■原因追及
1.電気容量 |
後付製品などの過大負荷がないか |
2.運転状況 |
短距離運転が多く始動を頻繁に行ったり、夜間走行が極端に多くないか |
3.配線点検 |
接触不良はないか。ヒューズ、コネクタ部のゆるみ・腐食 |
4.異音 |
ベアリング-連続音、断続音、金属音 磁気音(ヒューン音)-ダイオードなどのオープン(損傷) |
■2次被害メーカー・車種によりオルタネーターの取付位置はまちまちです。パワステポンプの下、ラジエータホースの下などにある場合、オイルや水漏れにより2次的にオルタネータが損傷することがある。
■コメント車を大事にするのは大賛成。
エンジンルームにはたくさんの電気部品があります。
オイルや水漏れにも注意してください。
電気は水には弱いのよね。